クラゲ由来コラーゲン原料「Reju Moon」に、新たな研究データが追加されました。
これまでReju Moonは、
- クラゲ由来ならではの高い保湿力
- カチオン性による優れた肌への吸着性
- 創傷治癒に関する研究データ
- 熱を加えず抽出した三重らせん構造コラーゲン
などを特徴として敏感肌にも優しく使えるコーラゲンとしてご紹介してきました。
今回のアップデートでは、単に「保湿力が高い」「肌荒れを防ぐ」といった結果だけでなく、
「なぜ肌状態が改善するのか」
というメカニズムにまで踏み込んだデータが追加されています。
キーワードは、
Paracrine Niche Remodeling(パラクライン・ニッチ・リモデリング)
です。
追加されたデータがどのようなものかを詳しくご紹介します。
細胞同士のコミュニケーションに着目した新コンセプト
私たちの肌は、単独の細胞が働いているわけではありません。
線維芽細胞、表皮細胞、幹細胞などが互いに情報をやり取りしながら、肌の状態を維持しています。
この細胞同士の情報伝達を「パラクライン作用」と呼びます。
今回の研究では、Reju Moonが線維芽細胞に働きかけることで、細胞から分泌される成長因子やエクソソームなどのシグナルが増加し、その情報が周囲の細胞へ伝わることが示されました。
つまりReju Moonは単純に肌へ潤いを与えるだけではなく、
「細胞同士がより良く会話できる環境を整える素材」
として働く可能性が見えてきたのです。
肌の土台「DEJ(表皮真皮接合部)」を強化するデータを取得

今回特に注目されているのが、
DEJ(Dermal-Epidermal Junction:表皮真皮接合部)
に関するデータです。
DEJは表皮と真皮をつなぐ重要な構造であり、肌のハリや弾力、バリア機能に大きく関わっています。
研究では、
- COL7(7型コラーゲン)
- COL17(17型コラーゲン)
- ITGβ4(インテグリンβ4)
について大幅な発現増強が確認されました。
特に17型コラーゲンは近年、「肌の若さを支える幹細胞ニッチの維持」に関わる重要な因子として注目されています。
Reju Moonが単なる保湿コラーゲンではなく、肌の土台づくりそのものに関与する可能性を示す結果となりました。
エクソソーム分泌促進という新たな発見

近年の再生美容分野で頻繁に耳にするキーワードが
「エクソソーム」
です。
エクソソームは細胞が放出する微小な情報伝達カプセルであり、細胞同士のコミュニケーションを担っています。
今回の研究では、
エクソソームマーカーであるCD9の増加に加え、
Reju Moonを直接細胞に添加した場合よりも、
細胞が分泌した培養上清を介した場合の方が、
- COL17は約22倍
- COL7は約2.7倍
も強く誘導されることが確認されました。
これはReju Moonが単純に細胞へ作用するだけでなく、
「細胞が周囲の細胞を教育する」
というパラクライン作用を活性化している可能性を示しています。
まさに今回の新コンセプト
Paracrine Niche Remodeling
を裏付けるデータと言えるでしょう。
創傷治癒データから見えてきた“再生力”

Reju Moonは以前から創傷治癒に関するデータを持っていましたが、
今回の研究ではその背景メカニズムも見えてきました。
創傷治癒試験では、
Reju Moonを直接添加した場合でも
38.1%
という高い創傷閉鎖率を示しました。
さらに、
細胞間シグナルが豊富な培養上清を用いた場合には
48.6%
まで向上しました。
これは試験した素材群の中でも最も高い結果であり、
従来から知られていた
「クラゲの再生力」
というイメージが、
実際の細胞レベルのデータによって裏付けられつつあることを示しています。
オートファジーとコラーゲン代謝に着目した「整える力」

今回のアップデートでは、
「守る」
「強める」
に加えて、
「整える」
という新たな視点が加わりました。
その中心となるのが、
細胞の品質管理システムであるオートファジーです。
研究では、
- ULK1:5.1倍
- ATG5:3.3倍
- ATG16L1:3.3倍
という発現増強が確認されています。
さらに、
古くなったコラーゲンの回収に関与する
Endo180(MRC2)
も2.3倍に増加しました。
これは単にコラーゲンを補うのではなく、
古いコラーゲンを回収し、新しいコラーゲンへと入れ替える
という健全な代謝サイクルをサポートする可能性を示しています。
また老化細胞マーカーである
SA-β-Galが12.2%抑制
されたことも確認されており、
肌環境を長期的に健やかな状態へ導く働きが期待されています。
ビタミンCとメラトニンに関わる新たな可能性

今回の研究では、
SVCT1(ビタミンCトランスポーター)が
1.82倍
に増加しました。
これは細胞がビタミンCを取り込みやすい状態になる可能性を示しています。
コラーゲン合成にビタミンCは欠かせないため、
ビタミンC誘導体との組み合わせは非常に興味深いテーマです。
また、
メラトニン受容体であるMTNR1Aも
1.79倍
に増加しました。
メラトニンは睡眠ホルモンとして有名ですが、
実は肌の修復や抗酸化システムとも深く関わっています。
十分な睡眠をとった翌朝に肌の調子が良いのは、
こうした修復システムが働いているためです。
Reju Moonは、
肌が本来持つ「夜間修復モード」をサポートする可能性も見せ始めています。
また最近のトレンドに合わせて
「Vitamin C booster(ビタミンCブースター)」「メラトニンブースター」として訴求するのもアイデアのひとつです。
「保湿コラーゲン」から「肌環境を整えるコラーゲン」へ

今回の研究によって見えてきたのは、
Reju Moonが単なる保湿素材ではないということです。
肌表面では高い保湿力とバリア機能を発揮しながら、
肌内部では細胞間コミュニケーションを活性化し、
さらに細胞の品質管理機構までサポートする。
つまり、
「守る・強める・整える」
という3つの働きを持つ次世代型コラーゲンとして進化したと言えるでしょう。
これらの研究データが追加されたことによって「Aging hallmarks(エイジングホールマークス)」(12の老化の特徴)のうち、以下の7つの項目をケアできる原料になりました。
- 細胞間コミュニケーションの異常
- 幹細胞機能の低下
- 細胞外マトリックス(ECM)の機能低下
- オートファジー機能の低下
- 細胞老化(老化細胞の蓄積)
- タンパク質恒常性(プロテオスタシス)の破綻
- 慢性炎症
これまでの高保湿コラーゲンという枠を超え、
今話題のコンセプト”Longevity”へのアプローチも可能な新しい美容素材として、今後ますます注目が集まりそうです。
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