トレンドを取り入れたMibelle社の2つの新製品をご紹介

11月5~7日にタイ・バンコクで開催されたin-cosmetics asia 2024にてMibelle社の新原料が2種類発表されました。

         

Mibelle社はトレンドを意識した原料企画が得意なスイスのメーカーで、今回の2種類の原料も、日本やグローバルでのトレンドを意識した注目度の高いものになっています。

         

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トレンド①:目元ケア・パーツケア

化粧品原料、特に有効成分といえばシワ改善や美白、抗炎症などが主なターゲットで、そこに効果を発揮する原料が毎年多く上市されていますが、実は最近“パーツケア”がホットなのをご存じでしょうか?

顔全体ではなく、目元のクマやボディケア、ストレッチマークに関する効果を謡う有効成分が増えており、特に目元ケア(目尻のシワだけでなく、クマや眼袋と言った目の下のエリアのお悩み改善も)の原料の開発が進んでいます。

弊社の調査では、最近上市された有効成分で、目元ケアを標ぼうしているものの割合はだんだんと増えていることが分かっています。

※TriBeaute調べ(各展示会のinnovation zoneに展示されている展示原料のうち、目元ケアを標ぼうしている原料の割合)

             

そんなトレンドに乗った原料が“VividEYE”です。

                 

VividEYE(ヴィヴィッドアイ)

VividEYEはアップルミントから抽出されたエキスです。

アップルミントは、“ミント”という名前こそ付いていますが、メントールが含有されていないマイルドな風味が特徴のようです。

             

クマ・眼袋(目の下のふくらみ)ケアとなると、これまでの原料では血行改善系、脂肪細胞アプローチ系、メラニンアプローチ系が主流でしたが、今回の新原料VividEYEでは「リンパ管」の働きに注目しています。

皮膚が薄い目元では、紫外線や擦れ、ストレスなど様々なダメージを受けやすく、その結果、血管やリンパ管も傷付きやすくなってしまっています。各種微小細管がダメージを受けると、組織が脆くなり、血管からは血液成分が、リンパ管からは体液が染み出してしまい、それぞれ青紫色のクスミや、むくみ・腫れと言った見た目の原因になってしまいます。

             

つまり、肌ダメージの改善と、微小細管(血管、リンパ管)の強化に注目すると、これらの悩みが改善できるという訳です!

             

VividEYEにはこの二つの原因を改善することができるデータが揃っています。

                

・肌バリア機能の強化
表皮ケラチノサイトを用いた実験によって、皮膚のバリア機能アップを確認しています。またコラーゲン分解酵素の働きを抑える効果も確認しているので、純粋に真皮の密度を守ることも期待できます。

・微小細管の強化
血管については、ストレスダメージを受けることによって過度な透過性を持ってしまった血管組織を強化することを確認しています。

またVividEYEのユニークなデータとしてリンパ管に関するものがあります。リンパ管細胞の増殖を促したり、成長・成熟しているリンパ管組織でよく見られるPDPNと呼ばれるマーカーの増加を確認したりすることで、リンパ管の強化を確認しています。

           

VividEYEにはメラニンの合成を抑制する効果もあり、色素沈着系の目元のくすみにも効果が期待できます。

         

目元のたるみに2% VividEYEが含まれたアイクリームを使った結果を見ると、効果が一目瞭然です!

            

目尻のシワに効果を発揮するアイクリームは日本で多く売られていますが、クマ・目の下のたるみをターゲットとしたコンセプトは新しく、面白そうなので、VividEYEのドレナージュ効果にぜひ注目して頂きたいです。

               

むくみを取ることで、涙袋をくっきりさせるというコンセプトにも良いのではないかと思います!

             

トレンド②:エクソソーム

2024年も成分美容が引き続き話題となり、様々な成分がSNSや店頭で言及されていましたが、「エクソソーム」という単語は2023年下期から今年いっぱい色々なところで目にする機会が多かったように思います。このトレンドの流れに乗って、化粧品原料業界では「植物エクソソーム」の新原料が上市され始めています。

             

人間のエクソソームと植物のエクソソームは厳密には異なりますが、植物エクソソームに含まれる何かのメッセージ分子が人の肌にも良い影響を与えてくれるエビデンスが出始めており、今後も益々目が離せなくなってきています。

               

という訳で、Mibelle社からも出ました、PhytoCellTec Exosomesです!

                

PhytoCellTec Exosomes(フィトセルテックエクソソーム)

PhytoCellTec Exosomesは元々「人間が元々持っているエクソソームの放出量を増やす」というデータがあった「PhytoCellTec Goji」という原料について、原料そのものにもExosomesが入っていることが分かった(!)ので、「PhytoCellTec Exosomes / PhytoCellTec Goji」としてリブランディングされた原料になります。

PhytoCellTecとはMibelle社独自の植物幹細胞培養技術です。リンゴやアルガンの実など、様々な植物のもつ幹細胞の力を化粧品原料に応用している人気シリーズで、Gojiは名前の通りゴジベリー由来の植物幹細胞になります。

ゴジベリーはクコの実とも呼ばれているスーパーフルーツで、楊貴妃も食していたと言われています。

                

今回リブランディングされた新原料「PhytoCellTec Exosomes」はこれまでの植物エクソソームと全く異なる“デュアルエクソソーム”効果が最大の特徴です。

・外からのエクソソーム
PhytoCellTec Exosomesに含まれているゴジベリー由来の植物エクソソームが表皮に働きかけることによってバリア機能の向上や抗炎症の効果を発揮します。

・内からのエクソソーム
この原料が肌に反応することにより、老化した間葉系幹細胞(線維芽細胞などに対してコラーゲン等を作るように指示するエクソソームを分泌している細胞)から放出されるエクソソームの量が増えるというデータがあります。

            

このデュアルエクソソーム効果を発揮することによって、たるんだ肌のリフトアップ改善が期待できます。

             

皆さんが「改善が難しいなあ…」と悩まれているフェイスラインのリフトアップについてのクリニカルデータや、バストの位置があがるというクリニカルデータもあります。もちろん目尻のシワ改善など、その他のアンチエイジングデータも豊富に取り揃えています。

          

真皮組織の密度を改善して引き上げというメカニズムなので、ハイフなどの美容医療施術や、ご自宅での美顔器、マッサージによるリフトアップなど、様々なご自愛ケアタイムとの相性も良さそうです。

           

以上、in-cosmetics asia 2024のタイミングで発表されたMibelle社の新原料2種類を紹介しました。
今回ご紹介したデータや画像はほんの一部ですので、ご興味のある方はプレゼン資料やサンプルをお問い合わせフォームよりご依頼ください。
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